『マチネの終わりに』 あらすじ・キャスト
【公開日】 2019年11月1日
【監督】 監督:西谷弘/原作:平野啓一郎
【出演】 福山雅治/石田ゆり子/伊勢谷友介/桜井ユキ/木南晴夏/風吹ジュン/板谷由夏/古谷一行 ほか
芥川賞作家・平野啓一郎が2016年に刊行した同名原作を映画化。
日本・パリ・ニューヨークを舞台にクラシック・ギタリストの主人公と海外通信社所属の女性ジャーナリストが織りなす切なくも美しい大人のラブストーリー。
クラシック・ギタリストの蒔野聡史(福山雅治)と、海外の通信社に勤務する小峰洋子(石田ゆり子)の出会いから始まる。ともに四十代という、独特で繊細な年齢をむかえていた2人。
初めて出会った時から、強く惹かれ合っていた。洋子には婚約者がいることを知りながらも、高まる想いを抑えきれない蒔野は、洋子への愛を告げる。
世界を飛び回る仕事柄、そして時代という大きな波に翻弄され、蒔野と洋子の間にはすれ違いや思わぬ障害が生じ、ついに2人の関係は途絶えてしまう……。
『マチネの終わりに』 個人的感想
物語 | 3.5 |
配役 | 3.5 |
映像 | 3.5 |
音楽 | 4 |
総合 | 3.75 |
予想に反して泣けた
福山さんの映画だけあって劇場は女性が多かった。
ありきたりの恋愛映画かと思いきや、予想に反して泣けてきた。
なぜ?
福山演じる主人公のマネージャーの所業によって引き裂かれた2人の関係。ここがまあドラマの葛藤どころ。
そのカタルシスのラストシーンが静かだが深くハートに染みわたってくる。主人公を演じる福山&石田の静かだが揺れる大人の演技と背景を流れるギターの音色が絶妙だからかもしれない。
昨今、こういう大人の恋愛映画は久しくなかったように思う。